富士フイルムのインフルエンザ検査キットの使用法

 インフルエンザウィルスに感染しているかどうかを検査する従来の方法は、ウイルスが少ない感染初期では判定できず、ウイルスがある程度増殖するのを待たなくてはなりませんでした。そんな中、数年前に富士フイルムが、それまでの約百倍の高感度でインフルエンザウイルスを検出できる検査キットを開発しました。これによって、インフルエンザを早期発見することが可能になり、より早い時期に正確な診断がつくようになりました。
 従来は、患者の鼻か喉から検体を採取し、試薬上に現れ出る判定ラインを目視で陽性か陰性かを判断していました。この方法では、発熱してから半日程度が経過してからでないと、ウイルスが少なすぎて判断できませんでした。また、目視判定であるため、誤差で判断を誤ることもありました。富士フイルムのインフルエンザ検査キットでは、分析装置を使用し、測定の結果を自動判定できます。分析装置は小型で設置スペースもたいしていりません。使用法は簡単です。検体を採取して、3分半から15分程度で正確な判定が得られます。陽性であった場合と、判定終了時には自動的に音と光が出ますので、検査結果を待つまでの時間も有意義に使えます。
 これまではインフルエンザに感染しても、初期の頃は判断がつかないため、再度来院する必要があり、患者の負担になっていましたが、この検査キットを使えば、そのようなこともなくなります。より早く感染がわかれば、対策もとりやすいので、二次感染も防げます。インフルエンザは新型ウィルスの出現が常に危惧され、社会不安も起こしやすい状態にあります。こうした技術の進歩で、安心感も広がり、実際の対策もおこないやすくなると期待されます。

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